抹茶だけじゃない!京都ほうじ茶スイーツ

ほうじ茶について

ほうじ茶って?

ほうじ茶は緑茶の一種で、番茶や煎茶などの茶葉を強火で炒ったものです。「炒る」を「焙じる」とも言うことから、「焙じ茶」という名前が付きました。茶葉を炒ったことによる香ばしい香りとすっきりとした味わいが特徴です。緑茶の一種ですが色は茶色く、苦み成分のタンニンが飛んで飲みやすくなっています。煎茶や玉露といったお茶ほど高級ではなく比較的安価なため、日常的に親しみやすいお茶としても知られています。飲みやすいほうじ茶は食事のお供にも最適です。牛乳とブレンドした「ほうじ茶ラテ」も、スターバックスなどのカフェチェーンやコンビニといった様々なお店で取り扱われており、人気を博しています。

ほうじ茶と京都

そんなほうじ茶ですが、特に京都と結びつきが強いようです。ほうじ茶は京都発祥と言われており、京都にはほうじ茶を飲む文化が深く根付いています。私は京都に住んでいますが、確かに伝統的な日本料理屋さんなどではよくほうじ茶を出される気がします。特に料理を食べ終わったタイミングでほうじ茶をいただくことが多いです。温かいほうじ茶でほっと一息つく瞬間はまさに至福ですね。京都のほうじ茶といえば「京番茶」が有名です。京番茶は京都で普段使いの定番のお茶として親しまれています。実はこの京番茶、私は飲んだことがありませんが非常にクセが強くスモーキーな味わいだそうです。是非飲んでみたいですね。「辻利」や「上林春松本店」といった有名なお茶のお店でも、京番茶を含め色々な種類のほうじ茶が売られています。京都に観光に来た方も京都に住んでいる方も、伝統的なお茶屋さんに足を運んでほうじ茶を購入してみてはいかがでしょうか。

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ほうじ茶の種類

ほうじ茶にも様々な種類があり、有名なほうじ茶としては以下のようなものが挙げられます。
◇ほうじ番茶…番茶を焙じたお茶。番茶は低級品とされるため、ほうじ番茶は日常使いの庶民的なお茶となります。
◇京番茶…先ほども述べた通り、茶どころ京都南部で生産される普段使いのお茶です。独特の焦げた香りが特徴です。
◇加賀番茶…主に石川県で生産される、茎茶(棒茶)を焙じたお茶。渋みが少なく香りが良いのが特徴。
◇雁ヶ金ほうじ茶…一番茶(その年に最初に摘んだ茶)から茎(かりがね)の部分だけを選りすぐって 焙じたお茶。まろやかな香りが特徴です。
◇ほうじ煎茶…一番茶や二番茶の上質な葉の部分を選りすぐって作られたほうじ茶。甘い独特の香りが特徴です。